ホリエモンピンチ!ε=ヾ(;◎_◎)ノ

そこで今日は、ホリエモンですよヾ(≧∇≦*)三(*≧∇≦)ツ !!。
ホリエモンは今後どうなるんでしょう?
色々と法的に問題を抱えてますが、今日は民事責任について。
 
企業買収に絡む6件の虚偽公表
粉飾決算
株売却益を還流させた資金洗浄
海外の隠し口座に数十億円を不正蓄財した脱税等々・・・
 
これらの報道がなされたのをきっかけにライブドアの株価は急落し、
ものすごい損失を被った、なんて人がたくさんいることでしょう。
そんな人は怒ってることでしょう。
 
    「ほりえこんちくしょ〜凸(--メ)(--メ(--メ)凸〜!」
 
そんな人たちはホリエモンに責任を取ってもらいたいことでしょう。
 
 
株主代表訴訟が考えられますが、まず基本に戻りまして、
民法709条を考えてみましょう。
この規定は、悪いことした場合、その賠償をしなさいよって内容です。
間違いなく、民法重要条文ベスト10に入ります。
 
では「その賠償」はいくらなのか?
 
「金持ちのホリエモンならいくらでも払えるんじゃねぇの?」
  
 
 
 
 
 
フッ(聖闘士星矢風)
 
あまい。
 
あますぎるよ。あますぎるよ。

思わず、2回言っちゃうくらいあまい!
あるとこでこんなのみつけました。損害そのものは計算が難しいです。
そこで、単純計算ですが

8000億円(当時の時価総額)−ホリエモンの仲間の保有分(不法行為者)
 
いくらでしょうか?
筆頭株主ホリエモンやら共同に責任を負う者をすべて合わせても
総株式の50%にもいかないですよね。
とすると、現在の時価総額と照らして少くとも1000億円ほどの
損害は見込めるんじゃないでしょうか(全てが賠償範囲かは別の問題)。
一方、ホリエモンの財産の大きな割合を占めていたと思われる自社株。
この価値も今となっては絶対に1000億円にもならないでしょう。
たかだか80億円でいいほうだといわれてます。
 
「ど、どうしよー!! ヾ(゜ロ゜*)ツ三ヾ(*゜ロ゜)ノ !!!(堀江氏)」
 
しかしながら、訴える方も大変です。色々方法が考えられます。
さらに、ホリエモンには先ほどの民法709条の他
会社法423条により、会社に対しても賠償責任を負います。
さらに、会社法429条1項によって損害を被った株主本人は
ホリエモンに「金払え!!」と訴えることができることを認めてます。
株主に対しては民法44条1項によってライブドア自体にもホリエモンと一緒に
責任を負うことを定めています。
ホリエモン以外にも、一緒になってやってた人も共同不法行為(民法719条)
によって連帯して責任を負います。要するに、おまえら(宮内他含む)が
全部の賠償をするまで責任はなくならないよ!ってことです。
しかも、少し難しい話ですが、因果関係の立証も若干緩和されるので
被害者にとって、有利です。
この点についてはかなり難解ですが、いつか書きたいと思います。

とにかく大変な責任を取締役らは負うということです。
悪いことはできませんねー。


もっと色々書きたいとこですが、今日はここまでにしときます。