お金は大事〜。の巻

今日は、お金を借りる場合について。消費者金融のお話。
100万円借りるとします。利息制限法という法律によって1年の利息は15%までしか利息は取れませんと制限されています。
つまり、100万円借りたら1年後に115万円以上は支払う法律上の義務はありません。
半年後に返す予定なら、107万5千円でいいということです。
しかも、半年後に返すといって115万円返してしまった場合、本来7万5千円は返す法律上の義務はないのですから、ちゃんと返してもらうことができるのです。さらに、年利5%の利息も上乗せして返してもらえるのです。
 
しかし、消費者金融の利息はたいてい年利25%以上ですよね。なんかさっきの話とあわして考えたら矛盾を感じませんか?
 
これ。まさに法の欠陥である!
 
100万円借りたら利息制限法では年利15%が限度と言いつつ、一方で、出資取締法という法律によって年利29.2%までなら課してもOKというのである。そのため、この矛盾をなくすため近々法改正されるという。
 
アコムやプロミスや武富士といった消費者金融業者は、この出資取締法の限界ギリギリまで利息を取って、ものすんごく儲けているのである。
 
さらに、ヤミ金融業者はこの制限すら越えて金を貸すのである。この制限を越えた場合に刑罰もあるというリスクを負ってまで、悪どく儲けるためにがんばるのである。
 
だから、間違ってもヤミ金にだけは手を出したらいけない。彼らはリスクを負ってまで儲けを重視するため、その回収手段は尋常でない。借りたらもう終わりって諦めた方がいいんじゃないかな?って思うぐらいである。
 
では、誤って、そんな金融業者に手を出してしまったらどうしたらいいのか?
 
実は簡単だったりする。
 
それは、逆に訴えてやるのだ。
債務不存在確認の訴えでもいい。とにかく司法手段に訴えるのである。違法業者にはこれが一番の効き目がある。加えて、出資取締法違反が明白である!ということを警察や検察に訴えることも効果的である。告訴・告発がいいと思うが、被害届でもOKである。
要するに、民事と刑事の司法手段をとるのである。
反対に、取立てがひどくて支払ってしまった、なんていうのがもっともしてはいけない行為である。なぜなら、支払った時点でカモれる対象であるということが決定するからである。
 
一番いいのは身内に借りることである。あまえてばかりでごめんね。そう肝に銘じながら!
まあ、それ以前に、金がないのに金を使おうとする自分自身が問題なんで、それをなんとかしないとダメである。