あかい〜てぃ〜くび〜を〜。仕様でございます。の巻

そういえば、後輩が卒業するということで、このクソ忙しいときに一緒に飲みに行ったのですよ。まぁ今回はちょっとだけですが。
クソ忙しいのだが、まぁ仕方ない。


半年ほど前に、一緒にバンドやった仲間ということもあって、


「俺がロックというものを教えてやる!」


って意気込んで言ってましたあたくし。なんかポーってなってて。ポッポ−って。


で、手持ちのmp3をCDに焼いてやろうと思ったがこれがまた時間がかかること。
ということで怠けていました。でも、もう卒業を迎えるじゃありませんか後輩!


ということで、飲みに行く前日は勉強を夕食前に切り上げて、夕食後に色々選んでた。
CD一枚じゃ全然収まらない。急遽DVDに変更。これでデータは結構入るはず。



気がついたら朝を迎えそうになってました。



fuck!!!/(^o^)\ナンテコッタイ
しかし、未だ終わっていない。


そして起きて続き開始。
小一時間ばかりで終わらせよう。早く勉強しなければ。
そう思ってたら、6時間過ぎてました(爆)。


結局、ファイル数600弱


洋楽は5000曲ほどパソコンに入れてあるから、この中から取捨選択するのがこれまた大変で、もうくじけそうなわけで。


しかし、なかなかおもしろいのがでけた。


ギタリストのために、ギタリスト用の曲と
ドラマーにも渡す予定だったので、ドラマーのライブ映像をちょっとだけ入れて、
これが1番時間がかかったわけだが、ロックの歴史を詰め込んでやった

  1. ロックの古典
  2. 1980年以降のロック史
  3. 新時代のロック史


こんな感じで、各時代ごとにだいたい150〜200曲を選曲。
できたら、一曲一曲にコメントもつけてやりたかったが、そんなことをしていたら俺の2009年が終わってしまうわけで。


まぁロックを語り出すと止まらないのがロックのいいところでもある。


と、こんなことをやろうと思ってやってたらおもしろいことに気付いた。
有名な古典の曲はカバーが本当に多いんだなぁと。
今のJPOPでも結構やってるが、やっぱり歴史が違う。
あのエアロスミスも色々カバー曲を歌ってたりする。映画アルマゲドンで結構日本人にも知名度が高いが、そんな彼らがビートルズの曲をカバーしてたりする。カム・トゥゲザーって曲。
っていうか、それ以外にも結構カバーしてるんだねエアロスミスは。まぁ彼らは今はカバーされる側だったりするのだけれども。



ということで、聴き比べてみろよ!ことで、カバーの曲もいっぱい入れた。
改めてカバーと聴き比べると色々発見ができる。
カバーの方が絶対にいい音なのに、やっぱり原曲の方がいいところがあったりして。
例えば、ツェッペリンの名曲「天国への階段」のカバーなんかは色々されてるが、あのプラントのハイトーンボイスを超えるロックボイスはなかった。むしろプラントの良さを思い出させるようなものばかり。


もちろん原曲よりもかっちょよいのもあったりする。
まぁこんなのは個人の嗜好によって変わるわけだが、メディナ・レイクのアイアン・メイデンの曲「Caught Somewhere In Time」とかは、もう原曲とは別ものといえる作品になったおりま。
このカバーは今のロック音楽を反映してたりする。1980年代のメタルの立役者アイアン・メイデンを新時代のニューメタルの要素でカバーしてるからだ。アイアン・メイデンというよりも、リンキン・パークを思い出してしまうようなそういうカバー。


こういうのを聴いてたら、たまらなく楽しくなってきた。


例えば、
「ロックとクラシックの融合」
ということを成功させたのは古典時代のディープ・パープル。
「Burn」(邦題は「紫の炎」1974年)は、バッハの曲をギターソロとキーボードソロに使っている。
ちなみに、ハードロック/ヘヴィメタル専門誌「BURRN!」という雑誌名はこの曲から来ている。それくらいに偉大な曲なのである。
ここに「ロックとクラシックの融合」という新たなジャンルを確立させる。
Deep Purple - Burn】

 ↓
そして、ここから色々な形で派生する。
その代表例がイングヴェイ
ディープ・パープルの初代ギタリスト、リッチー・ブラックモアのこういった奏法を進化させたのがイングヴェイ・マルムスティーン。「エレキギターによるクラシック」という要素を全面に押し出す。その演奏技術は、はっきり言ってリッチーとは比べもんにはならんくらいの難易度の高さ。
ここに「ネオクラシカルメタル」なるジャンルが確立される。
さすがは、デブれるギタリスト。伊藤政則をして「なぜそこまでデブれるのか!!」と言わしめるだけはある。
こういった背景から技巧派の超絶なギタリストが1980年代後半に大量生産される。
Yngwie Malmsteen - RISING FORCE(ビフォー)】

 ↓
【Far Beyond The Sun - Yngwie Malmsteen(アフター)】

もう、えらいテンションで弾いてます。顔、やばいです。
 ↓
さらに新時代を迎えて、なおこの「ロックとクラシック」というジャンルは進化している。
今で言えばシンフォニーXがこの系統の代表格。さらに他ジャンルの音楽の要素をプラスし融合させる。
1980年代に「プログレッシブメタル」というジャンルを確立させたのが、ドリーム・シアターというバンド。
このプログレッシブメタルの要素とネオクラシカルメタルの要素が融合した、そんな楽曲を提供してくれるのがシンフォニーX。
超絶ギタリストの代名詞だったイングヴェイだが、シンフォニーXのギタリスト、マイケル・ロメオはそのレベルを超えちゃってます。技術だけでなく、た、体重も。。。
【michael romeo - out of the ashes】


誰が豚足プレイやねん!言った奴出てこーい!!!!


さらに、別方向に派生したバンドもある。
例えば、ストラトヴァリウスなんかがそうだ。
クラシカルでメロディアスな要素があるが、イングヴェイとは違う。ボーカルラインが明らかに異なる。どっちかというとストラトヴァリウスの方がポップな感じ。
Stratovarius - Speed of Light】

しかし、今の時代はソナタ・アークティカか。
Sonata arctica - my land】


しかし、
こんなネオクラ系なんかはほんの一部に過ぎない。他にも最近だとニューメタルとかゴシックメタルとかもあるわけで…


そんな感じで、気がついたら2日ほどロック三昧だった。
最近はまたメタルを聴きながら勉強してます。
今までは邦楽を聴きながら法学の勉強してたわけだが。親父ギャグじゃない。ラップだ。
なんか久々ということもあって、勉強中も全然眠くならない。メタル効果爆発。


ということで、オチはやっぱりこれで。ドラゴンつながりということで、このアニメと一緒にご覧下さい。

3分20秒あたりで「手首」→「てぃくび」ということになっているのはそういう仕様となっております。決して本作品に不具合はございません。
いやぁ、洋楽のカバーを日本人がするのはあるけど、逆ってなかなかないよな。
「おーラスティネーイル」のとこだけ原曲の発音を超えますた。ありがとうございました。