刑事系択一過去問演習した。の巻

刑事系の択一総仕上げに過去問を時間図って解いた。
5月の本試験で解いたはずの刑事系の問題。刑訴らへんはもうほとんど記憶にない新問題となってしまっていた。


そこで、発覚した事実。


平成18〜20年度の過去問は、だいぶ経つが昔に何回か回した過去問だけあって、ほぼ満点。
ただここでも、一度やったはずなのに、設問をうっすらとしか覚えていないという記憶の悪さを再認識しつつ、確実に解く早さは上がってたことも確認できた。まぁやったことあるしね。


しかし、何が自分に足りてなかったのかをこれまた再認識することになった。
年度毎にほぼ1科目に1個ケアレスミスをしてしまうということ。
昔師匠に言われたとおりだ。もんのすごく「性格」が現れてる。
今年本試験だって、択一の点数が自己採点よりも2点下がってたし。


ただ、肢別と条文とコンメンタールで、かなり条文の構造の理解は深まったと思う。
問題に対しての条文と関連させてアプローチしたりできるようになってきたから、自分の弱点も把握しやすくなった。
広く浅い条文知識で、細かいところの問題も十分戦えるってほんまに実感できた。いや〜、長かったな〜。


論文対策も同時進行したいところだが、これからやる商法は結構ムズイなぁ同時進行。



・メモ(H20択一2位の人の択一対策)

公法系
判例の占める割合が最も大きい
憲法 人権
傾向)判例の位置づけ、判例相互の関係、判例の射程
対策)プロセス演習憲法法学教室の野坂教授の評釈
憲法 統治
傾向)旧司的
対策)時間をかけない→肢別と条文暗記

行政法 択一&論文のためには救済法に力を入れる
傾向)条文、判例、基本概念
対策)条文、ケースブック熟読、基本書通読

民事系
・条文の占める割合が最も大きい→特に商法(2009・52.4%)と民訴(2009・45.8%)
民法
傾向)旧司的(特に古い問題)
対策)条文、肢別、実務系講義の重要性
商法 特に短答と論文の重なりが少ないので、択一対策として条文を広くつぶす必要あり
傾向)会社法条文知識、商法総則商行為…条文知識と判例知識
対策)会社法条文素読、商法については薄めのテキストをざっと読んで、条文の要件を押さえる。
民訴
傾向)条文知識、事例問題
対策)条文、実務系講義の重要性

刑事系
刑法
傾向)判例、特に各論が重要、事例へのあてはめを意識する
対策)判例集の通読、山口刑法(青本)の判例部分のみをチェック、
旧試論文過去問
刑訴
傾向)制度を広く薄く、判例
対策)百選を解説まで熟読、実務系講義の重要性