参議院選挙は「民主党以外」ということで。の巻

毎日新聞世論調査菅内閣、支持66% 「投票先」民主41%

 <分析>

◇「枝野幹事長」75%評価 小沢氏影響力「弱い方がいい」85%

 菅内閣の発足を受け毎日新聞は8、9日、緊急の全国世論調査を実施した。内閣支持率は66%で、鳩山内閣退陣直前の支持率20%(5月29、30日調査)からはね上がった。民主党小沢一郎前幹事長の後任に「非小沢系」の枝野幸男前行政刷新担当相を起用した人事は75%が「評価する」と回答。菅直人首相の進める「脱小沢」路線が疑似政権交代の印象を与えたようだ。参院選比例代表の投票先では民主党が41%と自民党の14%の約3倍まで伸ばし、勢いづく民主党内では早期の参院選を期待する声が強まっている。

 菅首相は9日、記者団に「この内閣の発足に期待を持っていただいたことをたいへんうれしく思うし、心強く思っている。適材適所で考えた結果がこういう人事になった。そのことが評価されたと思う」と語った。小沢氏の影響力を排した「適材適所」の人事に自信を深めている。

 発足直後の内閣支持率としては歴代5位。仙谷由人官房長官蓮舫行政刷新担当相ら閣僚の顔ぶれを見て菅内閣に期待できるかを聞いたところ「期待できる」との回答が69%を占めた。枝野氏起用への評価は内閣への期待値より高く、小沢氏が政府や党の役職につかなかったことを「評価する」との回答は80%、民主党内で小沢氏の影響力が「弱い方がいい」は85%に達した。

 世論の批判を一身に背負った格好の小沢氏は9日、枝野氏からの引き継ぎ要請を受け入れ、国会内の民主党幹事長室を訪れた。会談時間はわずか2分。幹事長室を出て、それより長い5分間、記者団の取材に応じた。「国務大臣のような行政上の引き継ぎの形式を取るわけではない。新しい体制で国民の信頼を回復し、参院選でいい結果が得られるよう心から願っている。私自身は一兵卒として微力を尽くしたい」。新体制とは距離を置く姿勢をにおわせた。

 民主党内では「小沢系」と「非小沢系」の対立がくすぶるが、菅首相の「脱小沢」路線を歓迎する世論が政党支持率を押し上げている。鳩山由紀夫前首相の退陣前の調査では自民党と並ぶ17%まで落ち込んだが、菅首相の誕生を受けた6月4、5日の前回調査では28%、今回は34%と、2月調査の水準まで一気に戻した。

 逆に自民党支持率は13%まで沈み、過去最低だった野党転落直後(09年9月)の12%に近づいた。参院選比例の投票先では、質問を始めた今年1月以降最低の14%(前回比3ポイント減)。同党幹部は「これで党内がかなり動揺するだろう」と危機感をにじませる。

 民主党批判層の受け皿として存在感を増しつつあったみんなの党も、新内閣への期待に押され始めた。5月調査で9%まで伸びた政党支持率は今回5%。比例投票先でも自民党に迫る15%に達した5月から一転、8%と1けたに逆戻りした。

 高支持率を背景に参院選を乗り切り「本格政権」につなげるシナリオを菅首相−仙谷官房長官−枝野幹事長の「新トロイカ」は描く。次期衆院選後の消費税引き上げも視野に、財政再建を進める構えもみせている。世論調査では消費税引き上げに賛成52%、反対44%。鳩山内閣当時の5月調査(賛成48%、反対47%)より賛成が増えて過半数となった。

辺野古移設「賛成」51%

 ただ、鳩山前首相を退陣に追い込んだ米軍普天間飛行場移設問題が再び立ちはだかる。8月末に工法などを決める期限を迎えるが、菅首相沖縄県名護市辺野古周辺に移設する日米合意を引き継ぐ考えを示している。世論調査では、合意通りに「進めるべきだ」との回答が51%と半数を超えた。5月調査では辺野古移設への賛成は41%で反対の52%を下回っていた。

 菅内閣への期待感が普天間問題や消費税を巡っても首相の姿勢を支持する形で表れた。【中田卓二】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100610ddm001010046000c.html

色々思ったけど、ちょっとだけ。
枝野を幹事長に起用!枝野はいいなと思ってたから、これはいいと思った。
野田が財務大臣に格上げされた点もいいと思う。


あと、亀井静香ちゃんとか、千葉恵子とか、北澤とか…
コイツラハオワットル


現在、支持率が50%を超えているわけだが、ちょっと思い出して欲しい。
去年の民主党が選挙で勝ったときもこんな盛り上がりだった。むしろ去年の方が期待がでかかったと思うけど。
でも、よく考えて欲しい。
まだ、何もしてないわけよ、新内閣は。
単に「脱小沢」ってだけで期待が膨らんでおります。


しかも、メンツもほとんど変わっていない。鳩山政権を継承した形。
本格的に評価されるのは、参議院選挙後に(民主党が勝てば)菅内閣の再組閣がされてから、少なくとも3ヶ月〜半年後。
で、色々やればやるほどボロが出るというのが民主党のデフォでございます。



なんせ人材不足ですから!



無能な新人議員いっぱいかかえたところで、国民の声をよりよく国政に反映させることなんてムリムリ。
で、次の参議院選挙。
何あの素人集団の立候補者?って感じでタレント候補いっぱいいっぱいなのでした。
国会を何だと思ってるんだ!と思うのはあたくしだけではないはず。
支持率が高いということで、参議院選挙では逆アナウンス効果を期待したいところ。


ネットで選挙できるようにすることもいいけれど、それよりあの非拘束名簿式の比例選挙を変えて欲しい。
そして、何よりも今の政治の責任は、無能な政治家を選んだ国民の責任ということをもっとメディアで流すべきだ。腰が引けてそんなことできないと思うけど。
その点でいうと、橋本知事はすごいと思う。評論家でもなく、むしろ被選挙人の立場、つまり投票される側の人間であるにもかかわらず、今の政治の責任が国民にあるということをはっきり言った。これって、お願いする立場の人間がケンカ売るような話しなわけだが、それでも言わなければならないことだという信念を感じた。国民に文句言うなんてけしからん奴だ!とか言う輩もいるかもしれないが、俺はすげー立派だと思う。


国政でもそれくらいの勇気ある人間が出てこないかなぁ〜


とりあえず、このまま参議院でも民主党が大勝ちして、参議院単独過半数を取ると、あと3年もこの政権担当無能力集団の民主党が続くということを肝に銘じて参議院選挙に行かないとヤバいことになる。民主が単独過半数を取ると、もうアレです。何でもやりたい放題です。まぁやる能力すらないかもしれないが、ヤバい法案がいっぱい通りそうです。
そうならないためにも、以前の衆院参院のねじれ現象って結構いい現象かなと思う。
そりゃなかなか法案も通らないため、スムーズな運営は期待できないが、与野党ともに協同して法案を作るっていうのは、妥協の産物である民主主義という理念にそうと思うし、何より与党の暴走を止める歯止めとしての役割が参議院に期待できる。


そのためには、衆議院で与党に3分の2を取らせてはならないんだが・・・


ということで、とりあえず参議院選挙は「民主党以外」ということで決まりでございます。ありがとうございました。