【戦闘力?】1人1票の意味【元気玉?】の巻

今日も書くぞ!
もうすぐ予備試験(論文)やけど。


ぶっちゃけ今年の合格は諦めてます。
別に悪い意味じゃない。
ほとんど準備できなかったので、1.8%の合格には入らないだろうという合理的な推測だ。


まぁ、それでも少しは過去問とか検討した。
合格者の再現答案とか見たけど、そんなにレベルは高くない。
そういう印象を持てたくらいの実力が俺にはある、と信じたい。

今日は、もうすぐ解散総選挙(希望)ということで選挙の話。

■民主・一川参院幹事長が「4増4減」案提示 選挙制度改革

2012.7.12 20:25

 民主党一川保夫参院幹事長は12日、参院選挙制度改革協議会(一川座長)で、平成25年の次回参院選都道府県単位の現行選挙区の定数配分を「4増4減」する改革私案を提示した。各党は回答を保留した。一川氏は今国会での公職選挙法改正を目指し、来週、再協議を行う。

 一川氏の私案は、25年の次回参院選で、福島、岐阜両県の定数を2減し、神奈川、大阪両府県の定数を2増する。「一票の格差」是正を優先させるため、定数削減は行わない。抜本改革については、次々回の28年参院選までに検討することを公選法改正案に付則として盛り込む。

 これにより、22年の国勢調査で最大5・124倍だった格差は4・746倍となる。参院選一票の格差をめぐっては最高裁大法廷が21年、格差4・86倍だった19年の参院選について合憲と判断したことなどを考慮し、5倍以内を目指した。

 一川私案に対して、自民党は基本的に賛同する方針。公明党は難色を示しているが、28年までの抜本的な見直しを公選法改正案に付則として明記することは評価した。共産、社民両党やみんなの党などの中小政党は、抜本改革が先送りされ定数削減が盛り込まれなかったことに反発している。

 一川氏は、協議会後の記者会見で「会期を延長したといえども、だんだん会期末が見えてくるので、確実に改正にもっていきたい」と述べ、今国会中の改正に意欲を示した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120712/stt12071220250014-n1.htm

選挙は公職選挙法に規定されている選挙区割りを定める定数配分規定によって実施されるので、投票価値の平等を実現していない定数配分規定は1人1票という憲法の要請する原則に違反している。
これが投票価値の憲法問題である。

例えば、A選挙区では10人で1人の議員が当選するが、B選挙区では20人で1人の議員が当選する場合。
B選挙区の20人はA選挙区の10人よりも1票の価値が半分しかないことになる。
なぜなら、B選挙区では10人分の投票では議員を当選させる価値がなく、あと10人分の投票がなければ1人を当選させることができないからだ。
この例から明かなように、人口が多いほど1人1票の価値が小さくなりやすく、人口が少ないとこのほうが1人1票の価値が大きくなりやすい。
ゆえに、田舎では戸別訪問の選挙活動がかなり有効だったんだろう。今は規制されてできないようになってるが。


投票の「価値」というのは「戦闘力」と置換えた方がわかりやすいかもしれない。


元気玉を作る場合に、20人必要なA星と10人で足りるB星があるとする。
10人でなしえるということは1人1人が強者ゆえ、つまり戦闘力が高いからだ。
逆に20人必要ということはその分1人1人の戦闘力は低いってことだろ、と。
A星のほうがB星よりつええ奴が多いわけだ。
しかし、日本国憲法はABどっちも同じ強さじゃないとダメだという。
どっちかが戦闘力低いとか絶対にダメ。
日本国憲法は戦闘民族のためのものらしい(嘘)。


まぁ、そんなわけで、この戦闘力を上げることが最高裁判所で求められたのであった。
そのため、国会は公職選挙法を改正して、この投票価値という名の戦闘力をうまいこと選挙区毎にあわせなければならない。


実は、方法は簡単なのだ。
A選挙区が10人で1人なら、B選挙区をB選挙区とC選挙区の2つに分割にして各々に10人で1人ずつ議員を出せるようにすればいい。
実にシンプルである。


が、これには致命的な欠陥がある。
国会議員を増やすことが必要になるということ。
このご時世、議員の数を増やせなんてアホなことを言う奴はキチガイだ。
国民の代表は「量」ではない。「質」だ!
ただでさえ、やわらちゃんとかやわらちゃんとかやわらちゃんみたいなのが国会議員やってるとか、どうかしてるゼッ!!
柔道で立派な人が、立派な政治家になれるかはまったく別問題。
立派なロックスターが、立派な学者になれるかはまったく別問題。
これと同じ。


要するに、国会議員を増やすという方法を採れないわけだ。
スタンドを操りながら、元気玉つくるくらい、国会に求められていることはすげー難しいのだ。


で、とりあえず4増4減が出された。
要するに、人口の多い大阪で当選できる議員を増やして、人口の少ないところの議員を削るってこと。
だが気休めだ。抜本的な改正じゃない。
きちんと選挙区を人口比例に従って区分けし直さないとダメだ。
だが、これには時間がかかる。


以上は小選挙区の問題だが、比例の問題もある。


だが、疲れたので、今日はこの辺。