資本主義国ばんざーい!ヽ(▽ ̄ )乂(  ̄▽)ノ ばんざーい!!!の巻

自信はあった。
しかし
 
 
     それ以上に今日は本当にうれしかった。
 
 
みんなありがとうございます。<(_ _*)>
本当に、本当にうれしかった。友達って大切である。一生ものである。
ロースクール合格である。
約束通りイケメン弁護士になってやるからな!そんでついでに、金も稼いでやるのだ!
 
ただ、
 
あの面接試験!!
 
うぉぉおお!この燃え上がるコスモ!!!
 
 

思い出しただけで
ムッキィィィィイイイイイイ!!!ヾ(*`Д´*)ノ"彡☆ !!
 
ネットでこれを書くと、どこ受験したかばれるから言いたくなかった。
しかし、これ抜きにこの喜びは語りつくせないのである!!
 
―――――――――――――――――――― 
そう。あれは試験当日のグループディスカッションのときの出来事である。
メンツは5人。お題は「格差社会」。トップバッターはわたくしで、お題についての持論を述べろとのことでありました。
 
端的に言えば、
 
格差社会
はぁ??
結果出せる奴は勝って当然。
そもそも、フリーターやニートと比べる時点で格差云々言うのっておかしいでしょ。んあぁ?
むしろ、がんばって結果出した奴と出してない奴を同等に扱う方が差別なのだ!ふぉっふぉっふぉ。
格差社会?大いに結構じゃないか〜。はっはっはっ!!!!!
 
と、かなり格差社会には肯定的な意見を主張。
 
ところが!!!!
 
みなさんの持論を聴取。と、5人中、格差社会大絶賛の肯定派はわたくしただ独り!!!
Σ(゜口゜;なぬ!!!???4対1の構図!!??
 
まぁ、人の考えだ。否定はしまい。そこまでは、まぁいいのである。
 
面接官「みなさんの考えはわかりました。では今から、みなさんで格差社会について考えを深めて下さい。時間は15分です。まず始めに切り出したい人はいますか?」
 
速攻、となりのおじさん(推定45歳)が挙手!!
 
僕『さすがである。率先して議論の輪をつくってくれるとは。大人である。ぬあっ!!??め、、眼が違う!?やる気なのである!!すごいのである!!』
 
となりのおじさん「わたしは思うのです!!!!」
 
僕『ききき、きたなーーー!!!!』
 
となりのおじさん「格差社会が生じた原因は、今まで続いていた終身雇用が終わったため」
 
僕『ふんふん』
 
となりのおじさん「そもそも、雇用形態は***:」
 
僕『ん?』
 
となりのおじさん「+***DS*+S*D*+SD+F+*!!!!!!」
 
 
 
          約5分経過
 
 
 

となりのおじさん「〜〜〜〜であると思います。」
 
 
       し〜〜〜〜〜〜ん 
 
 
 
 
 

お、お、お、
 
おわったーーーーーーーー!!!!( ̄□||( ̄□||( ̄□||( ̄□||?????
グループディスカッションが、いつの間にやら大統領の一般教書演説に!!??
 
 
ここは俺が一刻も早く、元に戻さなければ!!!!
仕事が増えた。まず大統領演説からグループディスカションにしなければいけなくなった。残り時間をなんとかしてみんなで盛り上がらなければ!!!!
少数派の俺はむしろラッキーだった。俺から質問を切り出しやすい!!
 
僕『そういえば、4番目の彼は、格差拡大と犯罪とを関連付けてたな。よーし。まず、彼に振って、みんな(おっさん除く)を議論にのせよう!』
 
僕「!ハーイ!4番目の方に質問デス(ノ'-^)-☆」
僕「なるほど!スラム街に例があると。この点についてはどうでしょう?5番目の方」
と、なんとかグループディスカッションの形を作れてきた。ε=(・ρ・*) フゥ
 
この間、約3分。残り7分弱。
よーし。もっていけそうである。
 
 
 
          俺の術中に!!
 
 
必殺技である!
そうなのである。実は、格差社会について批判する人の弱点をつくために、わざと格差社会大賛成をしたのである。
 
その名も、自由競争原理と憲法14条の乱舞←キテルネカナリ。
 
昨日、一昨日と言ってきたように、日本は自由が基本!これは経済社会においても同様!社会的弱者に対しては、その原則は修正されるものの、原則はあくまで自由である!
一方、憲法14条は「みんな平等だよ」って内容です。しかし、この「平等」は、格差社会の格差である金持ちと貧乏人の差を埋めなければならない、という意味ではないのである!!ここでいう平等は「機会の平等」である。
たとえば、会社採用なんかで男女50人ずつちゃんと採用面接はしますよ。でも、その評価によって採用するかしないかを決定します。って意味。当然の規定なのである。世の中、能力によって差別されているのである。
要するに、憲法はやりたいことをチャレンジする機会を平等に与えている以上、能力による差別は「合理的差別」として許容しているのだ。
日本は社会主義国ではないのである!!はっはっは!!!!どーだー!
 
法律家を目指すきゃつらが、能力による差別は憲法が許容しているという点を無視して、
格差社会(;`O´)oダメーーー!!」
なんて言ってられるのか、楽しみである。(* ̄ ̄ ̄ ̄ー ̄ ̄ ̄ ̄)フッ
 
 
 
 
 
 


あまかった―――――
 
いや、途中までは、なかなか順調だった。
 
僕「自由競争社会でしょ。日本の経済体制は!!!そもそも、ニートが引きこもって、フリーターが就職しないとかも、本人の自己責任だー!!!むっきぃぃぃいいいい」
 
 
 
その瞬間である。
 
 
 
 
 
          「それを言っちゃあ、おしまいだ」
 
 
 

 
そう。それは、おっさんの会心の一撃だった。
 
 
 
( ̄□||( ̄□||( ̄□||( ̄□||
空気が凍る状態を一日に2回も体験できた。
本当。頭が上がらない。
 
んなわけねーだろ!!!!!!゜・゜*・(゜O゜(○=(`◇´*)o コノヤロー!!
 
 
と、いうことで、その後おっさんによって議論は中断。
一般教書演説再開!!!!
僕→( ̄□||す、、すごい。
 
おっさん「本質が見えてないよ君。物事には本質というものがあるのだよ?(・・。)ん?わかるかい?」
 
永遠と大統領(姿はおっさん)の演説は続く。その後、何故かわからないが「物事の本質について」という表題が似合いそうな話が始まった。さらには、「最近ひどい殺人事件がど〜たら」とか、もはや「格差社会」の「か」の字すら出てこない。ついには、残虐殺人事件の話が議論されそうな勢いである。
 
時間はない。
 
最後に、これだけは聞いておかなければならない。
 
僕「すみません!!話を戻して、結局勝ち組と負け組の格差社会の問題の本質はなんだと思うのですか??」
 
おっさん「えぇ!?っと・・・・・・派遣社員が増えて終身雇用がなくなったから!!!!」
 
えっ?それって、勝ち組については、何の説明にもなってないよな?
と、思ったときにはもう手遅れだった。
おっさんは現役時代の雇用形態について説明し始めた。そして、最後に一言こう言いました
 
 
おっさん「本当は、日本って社会主義国なんだー!!!!
 
(゜ロ゜(゜ロ゜(゜ロ゜(゜ロ゜;)エェーーーーーーーーッ!!!!????
 
            ピピッ!ピピッ!
 
面接官「すいません。あの。終了です」
 
 
あぁ。俺の15分。サラバ。
 
そんなおっさん。終わった後、わたしに一言いいました。
  
 
       「気にせんといてや」( ̄ー ̄)ニヤ
 
 
 
もう立ち直れそうにないです。ミ(ノ;_ _)ノ =3
 
 
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こんな話を友人にすると、爆笑されて一言
 
 
 
       「おわったな。完全に負けや」
 
 
これである。愛すべきは友?(・・。)ん?と疑ってしまいかねない、愛い奴である。
 
あぁ〜。本当に受かってよかった。
え?そのおっさんは受かったのかって?
それは、みなさんの想像通りの結末になりましたよv(`皿´)ノ~''