ぼくはカオスに取り込まれる。の巻

最近、ひとりドラゴンボール祭りで盛り上がってて忘れてたが、



俺、受験生だった。



図書館に取り寄せていた本をくそ寒い中、取りにいったのさ今日。
たまたま模試の結果が返却される日だったため、9時半頃図書館に行ったのに返却時間の13時まで図書館にいたのだ。


で今帰った。
今の気持ちはあれだ。



面倒くせぇ。面倒くせぇ。

息をするのも面倒くせぇ (ゲイラ発言「北斗の拳」引用) 。


そういうことだ。



いや。そうじゃなくて、俺は受験生だったんだよ。
正直に告白すれば、昨日の夜中にしょうもない日記を書いたばっかりに、YouTubeでひとりドラゴンボール祭りで徹夜してしまいごめんなさい。
ぼくを育ててくれたおとうさんごめんなさい。おかあさんごめんなさい。


そして世の中のみなさま、これだけ言わせてください。





























息をするのも面倒くせぇ





























本題に入ろう。
受験生のあたくしは、司法試験に受かり、すがすがしく弁護士になり、気付かないうちに3000万プレーヤーになる予定だったことをすっかり忘れていました。
しかし、今日からまた気合いを入れ直すのだ!そうだ頑張れ俺!孤独なランナウェイだ俺!!B'z聴きたくなってきたな。


模試の結果が2つとも帰ってきた。
最も嫌いとする短答試験の模試だ。


○短答式実力診断テスト第2回(早稲田セミナー)○

212点/350点満点 平均195点
487人中174位 偏差値55.7

・公法系、62点/100点
・民事系、87点/150点
・刑事系、63点/100点

○短答出願時実力診断テスト(辰巳)○

106点/165点満点 平均79点
724人中73位 偏差値62.4

・公法系、35点/45点
・民事系、43点/75点
・刑事系、28点/45点
























司法試験はカオスだ。人を混沌に導く。



〜〜〜〜〜ここから司法試験という名のカオスの世界が始まります〜〜〜〜〜



近大の大学院時代の師匠はこう言ってたっけ。


「司法試験には魔物が住んでいる」



師匠の教え子が司法試験受験直後に自殺したらしい。



こんな話を聞いていた俺は、ロースクールの知人が一昨昨年、年末に自殺したって話を聞いたときもおどろきは一瞬だった。


まぁこんな外界と隔絶された閉鎖空間でひたすら勉強してる奴ばっかなんだからそうなる奴がいてもおかしくない。
むしろ嫌になって苦しくて生きるのが嫌になるっていうならわかりやすい動機だ。むしろ本能ではなく「理由」があるところが人間らしいとすら思える。


そんなカオスな生活スタイルなのが司法試験受験生なわけだが、俺だけは「なんか違うなぁ」なんて感じていたわけだが、



この模試の結果を見てからやばい。



これまでの俺の成績からすれば、この結果はまずまずだ。いや、むしろ順調な上がり具合。
Wセミナーの模試は重箱の隅をつつく的ないやらしい問題ばかりで全然できなかったなぁって感触だった。だから、みんなより結果が悪くてもしかたないなぁ、と考えていた。
しかし、予想外に結果というか思っていたよりも順位は上だった。いや、上すぎる。ぎりぎり平均くらいかなと思ってたから。


辰已の模試は正答率40%以上の合否を分ける問題ばかりということで、これで上位なら足切りは安心できるだろうって模試だと思っていたわけだ。
試験終わって、予想してたより簡単だったなぁと思ってた。が、自己採点の結果はかなりのケアレスミスがあったため、あぁこりゃ平均いくくらいかなぁって感触だった。
結果724人中73位。



いや、わかってる。いつもの俺だったら
「これで足切りは大丈夫。直前まで論文に集中しよう!」
とかなるはず。
10月以降の模試の結果を考えると、たぶん足切りにはあわない程度の実力があるという客観的資料はそろっているわけだから、そう考えるのが合理的かつ論理的な帰結だろう。



だが、俺は信じられない。



今年の受験者数は1万人弱。
今回の模試を受けた人数は500人弱〜700人ちょっと。


「受験者1万人のうち模試を受けた奴らがたまたま最弱どもだったんじゃないか?」
「それとも、敵を油断させ択一の勉強から遠ざけるために、わざと力抜いたりしているのか?」
「俺の正直な感触では辰已の模試はもっと点が取れたとすら思える問題だったが、この感触は何かの間違いなのか?」
「今年卒業の既修者は去年に劣らないくらいの猛者なはずで、まさか猛者どもはこの時期に短答の模試なんか受けないのか?それでは実際のところもっと点が上がるんじゃないか!?」


そんなデフレスパイラル的な負の連鎖を追い続けてしまっていることに気付いた。


そんな不安を感じる理由もわかっている。



だって、そんなにまだ頑張ってないもん俺。


去年の択一落ちの親に顔向けできない出来の悪いのび太的存在の俺は、昨日も祭りである。かめはめ波である。クリリンのことかー!!!!
そんなだから、自信が持てない。
客観的に分析できない。いや、できてるのに否定しようとする俺がいる。


それとも高橋さんの魔法ですかこれは?


チビタイガーこと高橋さんはあたくしの司法試験の先生である。ただし、ただのちっちゃいおっさんでもある。
たしかに彼の勉強姿勢、問題に対するアプローチの仕方などはものすごく参考になったし、その通りやったら択一の点数がいっきに伸びた。でも俺のび太
公法5位は伊達じゃないってことなのか高橋さん?


そうやって俺は軌道修正しようと必死だ。


こんなことを思うのは、結果を前にしながら、これを今までしてきた成果と信じることができない俺がいるからだ。
前も言ったが、俺は高校時代の偏差値で50を超えたことはない。30代だったことはなんどかあるぞ。
そんな劣等感まるだしの俺だからこそ、上位10%〜30%ってのは受け入れがたい真実だ。


まぁこんな感じは今までもあった。
そもそもは高校に入学できたことすら奇跡的なことだったんだ。倍率1.1倍くらいだったけど、ギリギリセーフだったわけで。
そんな俺が大学に行って、さらに大学院に行って、そのまたさらにロースクールって。




そうだ思い出した。
腹立たしい。


だっつぁんは今でも俺がロースクールに行っていたということを信じていない。
学生証をみせても、


だっつぁん「俺は信じへんぞっ!」


なんて妖怪だ。失敬な。うんこ踏めよ。



まぁ俺のことを知る人はそう言うのだろう。そこは俺自身も思うから。
行政書士試験の勉強をきっかけに、はじめて勉強というのを真剣にやってみたみたいなもんだから。



ロースクールの合格通知が来たときはマジだ。本気と書いてマジであせった。近大(夜間)受かったときも、行政書士の試験通ったときも同じような感じ。
そんなレベルまで頑張ってたわけじゃないんだけど…ってのがあって本気であせってた。
実感がないっていうのが正直な気持ちだった。




年末にヨ○ゴーという関西で最も有名な法律事務所に勤めている東大出身の奴と忘年会をしたときに思った。


俺みたいに劣等生というでっかい十字架を背負ってきた奴ほど、学歴とか偏差値とかに敏感なんだなと。
新しい俺発見!


別に頭悪い自分を嫌ってわけではなかった。
むしろ愛してるね。普通に頭いい奴よりも、頭悪いおもしろい人を選ぶ。そういえば、おもしろさ重視の人生だったなこの28年と10か月。今日からたのしいも加えよう。



あぁ今日も完全自己満足日記。いつにもましてチラシの裏に書けよって内容だった。そんな内容を公共のサイバースペースでさらすってのがいいな。




とにかくだ。
こんな状態にさせる司法試験ってのはなかなかのカオスっぷりだ。今年は3振バッターアウトの受験生どもがたくさん出るんだろうな。今年は何人が地獄へ連れて行かれるのだろう。