日本のギタリストはレベル23〜28くらいです。の巻

今日も隔離勉強。略して隔勉。現在夜中1時。ハァ。


今日は眠気がすさまじくて軽く昼寝5時間くらい。それはすでに昼寝じゃあないという話もあります。


ミクシィに知らない少年からメッセージが。




「日本のギタリストでお勧めな方はいますか??」




なにー!!!!


司法試験以上に難しい難問だ。
択一ですら出ないテーマだが、これは生きていく上で一度は考えておくべきことだった。しまった。しまったぞー。



というか、なぜ「日本」限定の注文なのだね。という、疑問符を飲み込み2秒ほど考えてみた。



が、

【結論】
正直言うとギタリストでおすすめできる日本人ギタリストはおりません。


というのも、思いつく日本のギタリストより全然すばらしいギタリストが外国にはいっぱいいるから。


確かに、日本で一般的に有名なギタリストは
Char、B'zの松本、布袋
ってところだろう。


しかし、彼らよりもうまい外人ギタリストにとっては高崎晃とかの方が有名で尊敬されてたりするわけで(例えばポール・ギルバート)。まぁビルボードTOP100にアルバムを送り込んだってのは伊達じゃないってことですね。


ただ、国産のレベルは知れてる。
オリンピックとかでも日本人が太刀打ちできる種目はほんのわずかなわけで、まぁそういうことです。


つまり
Char、松本、布袋だと、テクニック的には松本が1番。
この松本のレベルが35くらいとすると、まぁドラクエでは結構強い方ということになります。ちなみにタッカンはレベル55くらいなので、バラモスくらいなら楽勝ということになっております。



ところが、外国にはレベル70〜90くらいがゴロゴロと。。。



ちなみに、キコ・ルーレイロとマイケル・ロメオというギタリストがレベル90くらいいってます。ヤバイです。会った瞬間に殺られるくらいの強敵です。



あ、スティーブ・ヴァイは変態レベルでは99です。ステチ!!!!


正直、GLAYとかラルクとか日本を代表する(?)バンドのギタリストはレベル14〜19くらいなわけで勝てるわけねえだろ、そんな奴らが。
まぁこれはテクニック的なレベルで、ミュージシャンとしては嫌いなわけじゃないです。GLAYラルクもよく聴きました、すんません。


LINKIN PARKだってテクニックがあるというわけではないが、すばらしい音を出してくれるではないか。ギタリストとしてではなく、アーティストという枠で考えればすてきな日本人ミュージシャンは結構いるぞ。


ただ、ギタリストってなると…


でも、これは仕方ないことだ。
松本を代表に、日本で有名なギタリストはみんな洋楽を聴いてギタープレイを学んでいるのだから。
目標とするミュージシャンなんかを超えて、自分流のプレイができるようになって、かつ、それが○○のプレイだなこれは、ってレベルにたどり着くなんてギタリストがどれだけいるんだ。これは国内外を問わず、ここまでいけるってのは奇跡的だろ。
ただ、なんで外人にそういう奇跡レベルの人が結構いて、日本人ではいないのか。いや、いるのだが俺が知らないだけなのか?それにしても少なすぎるんじゃねーか?


たしかに、スティーブ・ヴァイやキコ・ルーレイロ、スタンリー・ジョーダンみたいなギタリストを日本人でみたことはない。真似はよく見るけど。



これはどういうことなんだ?
俺は国産ギターキッズたちの練習がたりねーとしか思えないのだ。
自慢じゃないが、中学、高校。大学と、友達や軽音楽部に俺よりうまいギタリストはいなかった。いや、それは言い過ぎか。俺の方向性はロック系だったから、その範疇ではいなかったというだけで、ポップ路線ではうまい表現をするギターキッズもいたかな。


まぁ、こんなのも井の中の蛙みたいなもんで、ギターうまい奴は腐るほどいるんだ。


そこで、俺は日本のギターキッズたちに警鐘を鳴らしたい。勝手に!
ギターキッズよ、もっとギターを愛して、練習しやがれ!!!!バッキャロー!!!!


GLAYとかラルクレベルなら中3で超えることができるんじゃー!!!!テクニック的な意味でですが。


あかん。
また、音楽のことで夢中になってしまった。


こんなことをまったくの独断と偏見で述べたわけだが、結構当たってんじゃね?
失礼しました、Char、松本、布袋のみなさん。


【補足】
ギターキッズの若き少年達が当サイトにご来店しておられるようなので、YouTubeを参照しながら、若干のコメントを加えてみようと思う。
ただ、これは上述と同様に私見に過ぎず、また、ここでいう「レベル」とはテクニック的なものを意味し、それ以外の個性とかといった主観的なものは2次的なものとして考えています。


これは、言わずと知れた名曲、ミュージックステーションのアレです。アレ!
いや〜、いい曲だぁ。
テクニック的な面で見ると、実は簡単でございます。オルタネイト、プリングオフ、ハンマリング等の基本的なテクニックさえマスターしているなら、1週間ほどで十分にマスターできる曲です。
んんっと、GLAYの曲を平均レベル15とすると、この曲はレベル20〜23ってとこかな?まぁ、B'zの曲はもっとレベル高いのあります。


次に、とりあえず見てほしいのがこれ

ポール・ギルバートです。
これは、結構難しいです。フルオルタネイトのピッキングで、しかも左手の小指が尋常じゃない動きしてます。ソロにおけるタッピングの入れ方もさっきのミュージックステーションの曲とは全然違い難しい。職人技です。レベル40超えてます。
結構、こういう風に聴いてみるとわかりやすいかなと思って、2つ紹介してみた。



スティーブ・ヴァイです。
め、目隠ししながら弾いてます…
これも実はめっさ難しい。いたるところに、「技」がちりばめられている。2コーラス目のベースとのユニゾンもタッピングを工夫したものでおもしろい。
ソロもスィープも加えてたりする。
あのソロ後のビリー・シーン(ベース)とのユニゾン&タッピングとか色々「技」が工夫されている。これもレベル40超えてます。


まぁ、この辺は結構有名どころの、しかも今の時代ではちょっともう古いギタリストかもしれない。



最近は、というかこれももう結構経つが、すんごいのが出てきてる。
その前に、いわゆる「早弾き」といえば、この人だったといわれるイングヴェイをご紹介。

す、すごいです。


た、体重が 


って、違うか。

今は、このネオクラ(ネオクラシカル)路線では、この人の方が超絶だったりします。

さらに、す、すごい。


た、体重が


もういいって?
何がスゴイって、色々あるけど、特徴的な点としては、ボスハンドタッピング。タッピングのみで音を出すので、ギターらしい「はじく音」と異なる響きが特徴。
決してオルタネイトピッキングが下手なわけではなく、むしろ超絶なわけだが、しかしピッキングなしの左手タッピングのみの音が鮮明で、きれいに音を出す。まぁ、一音下げのチューニングってのもあるが、それでもここまで鮮明に音を1つ1つクリアにだし、かつ早く弾くという点でイングヴェイよりもすごかったりする。
それに、いろんなスケールを駆使するというのもロメオの特徴。色んな音階を操ります。「これがギターの音!?」って感じです。
この曲じゃわからんが、レベル的には90くらいいってます。いや、体重的な意味じゃなくて。テクニック的に。



最後にこの人。

キコ・ルーレイロです。
マイケル・ロメオがイングヴェイの延長にあるとすると、キコ・ルーレイロはポール・ギルバートの延長にあるといえるかもしれない。
なぜなら、キコもポールも音楽性が幅広いという点で似ており、かつ、ポールのレーサーXとキコのアングラというバンドのジャンルも近似するところがあるから。
キコも、ロメオと同じくらい1音がクリアに出てるのが動画でわかる。この曲自体は、キコ的には決して難しい部類には入らないが、ギタープレイとして見ると、こんなギターの音を日本人のプレイで聴くことはなかなかない。というか、ない。
キコとロメオはテクニック的なレベルでいえば最高峰の位置にあるといえる。しかも、最近のレベルの高い人たち共通にいえることだが、早弾きながら音がクリアだということだ。「ただ早い」というのはもう古いといえるだろう。


「ただ早い」ってのを聴きたいだと!?
代表格はイングヴェイだったが、今「ただ早い」人といえば、この人を思い出さずにはいられない。

どうだ!早いだろ!
って、感じでインペリテリです。自称世界一です。
ちなみに、イングヴェイ曰く
「あいつは俺のパクリ」
らしいです。


この早弾きとキコやロメオの早弾きを比較してほしい。
個人的には、「ただ早い」インペリテリよりも、キコやロメオの完成された早弾きが好きだが、みんなはどう思うのだろう。




ここで紹介したのは、数あるギタリストの「ほんの一部」だ。が、これを見れば日本のレベルがどんなもんかわかりやすいと思う。
ただ、繰り返すと、これは技術的な意味であって、テクニックがなくてもすばらしいギタリストはいっぱいいるということを忘れてはならない。
が、同時に忘れてはならないのは、技術面も含めた演奏力は、ある方が絶対によいということだ。
テクニック以外の要素を重視するギタリストは結構いる。が、ギターは楽器である。楽器で表現するという意味では限界を知る必要がある。すなわち、「ギターでどこまでできるか?」ってことだ。
その意味を知る手段として、技術面を含めた演奏力の向上を図ることは必要なことだ。
したがって、例えば、「俺はテクニック重視じゃないから。もっと、感情に訴えるギタープレイを重視してる。」とか言う日本人ギタリストは、うさんくさい。
レベル50くらいの人なら説得力があるが、レベル20そこそこで技術向上を諦めるというのは「逃げ」の何ものでもないと感ぜざるを得ない。
それってなんか、ゆとり教育みたいなもんで、「詰め込みはダメ」「ゆとりが必要」とか言って、結局、「ゆとりって何??」ってままに、なんら成果がなかった、いや、むしろ弊害しか残らなかったというのと同じ結果になるように思える。



努力しさえすれば向上するのがテクニックだ。そして、それは表現の幅を広げる最高の手段なのだ。
日本人ギタリストの技術向上を祈るばかりだ。