アイシテル〜海容〜

アイシテル〜海容〜を見た。


リアルタイムでやってるドラマなんて久しぶりだ。
やっぱり日本のドラマ特有のつっこみどころはあった。が、まぁそれは置いとくか。


ドラマの大半が登場人物の涙、涙、涙。とにかく気がついたら出てくる人が泣いてます。
小学生が殺害され、その容疑者がこれまた10歳の小学生で、被害者と加害者の心情を描いたドラマ。
普通は12〜13話くらいが1クールだと思うんだけど、このドラマは10話までしかない。
だが、正直、2時間くらいで足りるくらいの内容。内容はシリアスだが、かなり引き延ばしの感があってダレた。漫画の原作も単行本全2巻だし。


それにしても、佐野史郎いい演技するわぁ。
稲森いずみも顔くしゃくしゃで鼻水垂らしながら泣いてたけど、立派なお母さん役やったわぁ。しかし、昔は恋愛ものでよく見た稲森いずみがもう37歳だなんて衝撃!!!!37歳であんなお母さんやったら、間違いなくマザコンになってまうで。


ただ、俺の好きな山本太郎が標準語だったのがなんか違和感ありまくり。やっぱ山本太郎は関西弁じゃないと。



まぁ色々考えさせられる内容ではあったんで、見て良かった。
酒鬼薔薇(さかきばら)事件を思い出してしまった。
ついでに、そういえば俺も酒鬼薔薇聖が受けたのと同じ神戸家裁での審判を受けたの思い出してしまった。いや人は殺してないです。反省しました。「盗〜んだバ〜イクで走り出す〜」は歌だけにしましょう。
なんか、俺が神戸家裁行ったときは、ヤンキーどもと一緒にまとめて審判やったぞ。殺人とかの場合はやっぱり違うんやね。
あれ?審判であってんのかな?わかんねえや少年事件。



いや、おれの話はどうでもいいや。



それにしても、加害者家族の末路はほんまに悲惨やなぁ。
加害者にも人権をっていううさんくさいことを声高に主張する知識人は嫌いやったけど、一理あるなって思った。
ご近所さんから人殺し扱いの加害者家族。引っ越しても人殺し扱い。生き地獄の無限ループやで。
こういうのを見てたら、「知る権利」と「報道の自由」といういかにももっともらしい権利を主張して、加害者家族の実名報道するのはやりすぎだなぁって思えた。
たしかに、近所に人殺しの加害者家族が居たら不安だけどね。
少なくとも、新聞やテレビでは事件の内容だけで十分、国民の知る権利に応えてるわけで、それ以上に興味半分の知る権利に応える必要がないだけでなく、そもそもダメだろ。そういうのは、知る必要のある被害者だけでいいだろ。


そういえば、加害者の行為について、審判の際、「殺意をもって」って言うてたから、殺人なわけか?
でも、殺害の回想シーンでは、頭に血が上ってムカついたから被害者の肩をもって地面で揺らしたって感じで、頭を地面にたたきつけようってつもりやなかったように見えた。これなら傷害致死やない?


そんなテーマ外の些細なところに些末なことを思い巡らせるのでした。いや、殺人と傷害致死はかなりでかいし……


寝よ。