【俺の知らない】良い歌だと思ったら、犯人はニコニコ動画でした。の巻【物語】

化物語というアニメを観た。
なかなかおもしろい!


で、このテーマソングの「君の知らない物語」という歌がすごく良かった。

「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」
もう頭から離れません。なんとかしてくらさい。


メジャー進行で明るい曲は個人的にあんまりスキじゃないんだけれど、この曲はいい!!
supercellというメンツの歌らしいが、さっぱり知らないや!
で、色々気になって調べたらびっくりした。
ウィキによると、

supercell(スーパーセル)は、ミュージシャンryoを中心とするクリエイター集団である。

デビューまでの経緯

2007年12月7日、ryoが、動画共有サイトニコニコ動画に「初音ミク」を用いたオリジナル楽曲「メルト[1]」を投稿する。この動画は500万回以上再生される大ヒット作となったが、ryoは動画内で119(ひけし)が描いたイラストを無断で使用していた。それを動画の視聴者から指摘されたryoは、119に謝罪のメールを送ったが、そこで「メルト」を気に入った119と意気投合し、共に活動を始める[2][3]。これが、supercell結成の発端である[3]。それをきっかけに、119と親交のあるイラストレーターが続々とsupercellに加入し、メジャーデビュー時点で総勢11人のグループとなっている[2]。

ニコニコ動画に楽曲を投稿したのは、「ryoがニコニコ動画が好きだったから」「レスポンスが期待できるから」という単純な理由からきており、ボーカルに「初音ミク」を使用しているのも、「当初知り合いに歌い手がいなかったから」「ニコニコ動画初音ミクが流行っていたから」「『初音ミク』に詳しい友達に薦められたから」というだけで、ryoは「別に初音ミクを使う事ありきではない」と語っている[2]。また、メンバーのほとんどは、「メルト」がブレイクするまで「初音ミク」の存在を知らなかったという[2]。

その後も、2008年2月22日に「恋は戦争[4]」、5月31日に「ワールドイズマイン[5]」、6月13日に「ブラック★ロックシューター[6]」がニコニコ動画に投稿され、いずれも再生数が100万回を超えるヒットを記録[7]。同年の「コミックマーケット74」では、これらのヒット曲を収録した自主製作盤『supercell』をリリースし、大好評のうちに完売した[8]。

それを受け、ソニー・ミュージックエンタテインメントから一般流通のメジャーデビューアルバムとして『supercell』をリリースすることになったが、アルバムの発売が決定するまでには紆余曲折があった。まず、一般流通の世界に「初音ミク」という名前は辛うじて知っていても、「VOCALOIDや『ニコニコ動画』の文化が好きだ」というような人物がおらず、ryoは「実際そうなんだろうなとは思ってはいたものの、そういうの目の当たりにするとなんだか違うな、とおこがましくも思った」という[9]。そんな中、「知らないながらも理解しよう、尊重しよう」というスタッフに出会い、その人達がそのままメジャーデビューアルバムの発売に関する担当者となった[9]。ryoによる「JASRAC登録はしない」「音源をリミックスする」といった一つ一つの要望が通ったのも、「担当者の尽力によるもの」とryoは語っている[9]。


ニコニコ動画発だったんだ…


しかも、「君の知らない物語」ってかなり売れてるみたいで、ゴールドディスクに認定されたらしい。
すごすぎるだろッ!


とはいえ、こういうことが近いうちに起こるだろうということは高度の蓋然性で明らかだった。
以前だっつぁんと最近の音楽に関して話してたとき、最近良いアーティストがいなくて、だっつぁんが「名曲が最近全然ないな〜」なんてことを言ってた。
その意味は、セールス的に一般人受けする歌ばかりで、決して悪い歌じゃないけれど、心に「グッ」とくる歌が減ったということだと思う。そりゃ売る側からすれば、「心に響く歌」よりも「売れる歌」を優先するだろう。まぁ「心に響く歌」と「売れる歌」は重なる部分はあると思うけど、重ならない部分もある。いわゆる一発屋を考えれば、そういうことも容易に思い当たる(もちろん一発屋の歌の中にも「心に響く歌」はある)。
いずれにしても、そういった意味では、だっつぁんの言うことは確かだといえる。
だが、むしろYouTubeとかニコニコ動画で個人的にアップロードする人も増え続けているわけで、そういう趣味による歌の提供の場合、歌を作るインセンティブが企業とは全く異なる。
きっとこう思う人が多いはず。売れるとかどうでもいい!!俺はこんな良い歌を作った!多くの人に聴いて欲しい!!
もちろん聴くに堪えない素人による歌も多いけど、良い歌で、かつ、心に響く歌なんかもある。
D
君の知らない物語」を作ったryoは、ここから始まったんだなぁ。
そういわれると、「君の知らない物語」と通ずるものがあるなぁ、このメジャー進行。メジャー進行でありながら、どことなく悲しげなメロディーが、みたいな。



これからもこういうアーティストが増えていくことは間違いない。
パソコンを駆使すれば、素人でも簡単に作曲ができるご時世になったし。しかも、これからもっと簡単に使えるようになるんだろうなぁ。


俺も中3のときに作曲がしたくて、YAMAHAシーケンサーを買って、それまでまともに音楽の授業すら受けたことがなかったけど、楽譜を読めるようにするために入門書を買って独学で勉強して作曲してた。
安いシーケンサーで、たった4パートしか打ち込めなかったけど、すごい楽しかったし。
今じゃ64パートなんて当たり前な感じで、しかもいっぱいできることがあるようだ。



あぁあぁ。俺もまたギターやりてー!!!!!!!
早く弁護士になろう。


最近、良い歌をいっぱい発見してしまって大変だZE!

これまでの話とは全然関係ないけど、大好きなんだもん。Ebony Ark!!
これぞゴシック・メタル!!でも、知ってる人少ないのだった。
売ってるものでも知らない名曲がたくさんあって、本当はテレビやラジオなんかで流れているものはほんの一部でしかない。
こうやってネットを通じて気軽に、しかも売っていない名曲をも聴くことができるなんてすばらしいじゃないか。
企業ももうちょっとこの新しい環境に適合した売り方を考えるべきだ。CD売れないとかいって、著作権法改正の圧力をかけてダウンロード違法化にする暇があるなら。
音楽を本当に好きでやってる人間なら、自分の歌をいっぱいダウンロードして、いっぱい色んな人に聴いて欲しいって思うんじゃないかな。企業の売り上げのためにそういう機会を否定しようとするのは、世の中の流れに逆行してるような気がする。

■ダウンロード違法化について

http://d.hatena.ne.jp/nihyan/20100101/p1