オルタネイトを制する者はギターソロを制する。の巻

やばい。


また音楽のこと書いちゃいます。


弟のブログを見てたら、自分の中学時代から聴いていた音楽を思い出すことが出来て、弟のせいで今はDEEP PURPLEを聴いています。


再結成で、96年にライブ行ったんやけれど、そういうのを思い出すと、DEEP PURPLEを聴かざるを得ないではないか。


DEEP PURPLEは高校の頃に通っていたヤマハのギター教室の先生に教わってハマった。
Highway Starとか色々コピった。
大学時代は、Mr.BIGがカバーしたBARNなんかをコピーしてライブやったな。DEEP PURPLE版の10倍くらい難しくなったソロに悪戦苦闘したのを今でも覚えてる。
DEEP PURPLEは、大昔のバンドといえるかもしれないが、今聴いても色あせない定番のロックナンバーを作ったバンドだから、古典として聴いても色々勉強になった。


96年に行ったライブでは、ギターがスティーブ・モーズで、これがリッチーよりも格段差があるテクニシャンだったりする。もちろんリッチーにはテクニック以外で天才的な要素があったのは公知の事実で、知名度こそスティーブ・モーズよりも上だが、スティーブ・モーズもすばらしいのだ。


で、そのテクニックとしてすごいのが、オルタネイトが正確かつ高速に弾けるところ。



この曲のギターソロ前のキーボードのユニゾン部分(2:10〜2:37)をオルタネイトで弾いてたりする。
今時、こんな弾き方するのかよ!?とツッコミを入れたくなるくらいすげえオルタネイト。
ブロークン・コードなんだから、そこはエコノミーピッキングやタッピングを使えばいいじゃないか、という常識はここにない。
エコノミーピッキングやタッピングなら簡単なんだけれど、これをオルタネイトで弾こうと思うと、これがめっちゃ難しい。何が難しいって、このスピードについて行けないのだ。


オルタネイトピッキングは、ギターの基本なわけだけれど、こんなソロを聴かされると、
「オルタネイトピッキングを制する者はギターソロを制する」
ということを体現しているなスティーブ・モーズは、ってつくづく思ってしまう。


聴き比べるとわかると思うのだけれどこのオルタネイトの弾き方だと、タッピングはもちろん、エコノミーとも若干音の鳴り方が違う。オルタネイトの方が1音1音はっきり区別されて鳴っている。これは、ダウンとアップではその響きが微妙に異なるから。
ブロークン・コードをエコノミーだと1弦から3弦までダウンピッキングで弾いたりするわけだけれど、これだとはじめの3音がダウンピッキングの響きになる。
だけど、この弾き方よりもオルタネイトのように1音の鳴り方がダウンとアップですべて分けて鳴るため1音1音がダウンとアップですべて区別された音で並ぶので、はっきりした印象になる。


こういう音の響きが違うことを意識して、逆に疾走感を出すためにダウン→アップで弾かず、あえてすべてダウンピッキングで弾くときのバッキングに似てる。
つねまつがそういうのを意識したのかは知らない…


そういうことで、基本って本当に大事なんだなと痛感しますた。司法試験も同じらしいです。
おっと、ギターのことを話し出すと止まらないので、長文にならないうちにこの辺で終了しとこう。もっとDEEP PURPLEの話がしたかったのに…

勉強しないと…