【辰已全国模試】俺の民訴の素点が24点なわけがない【成績返ってきた】

あああっっっ。


アッー!!!!


辰已の全国模試の結果が返ってきた。


総合Bランクやったけど、一番下のBランクや。
論文はAからDまで並んだ。

選択 A
公法 B
民事系C
刑事系D

なんと、民訴は素点24点。しかも8枚書いて。
ある意味すげーよ俺。ありえねえよ。答案に何書いてんだ?チューリップか?チューリップの花でも書いてんのか?
答練でこんな悪い点数ははじめてかも。なんつーか、え?これ50点満点だよね?って感じの点数。いいえ、100点満点です。
これで民事系が偏差値50超えてるってことは、民法会社法が結構良かったってことか……


スタ論の成績と比べると、いつも救ってくれていた科目の民訴と刑事系2科目がすげー悪かった。
それ以外は目標の順位以内だった。
「論文は水物」
とはよく言われるけど、痛感したー。


民訴なんか8枚書いた上、ぶっちゃけ自信ありまくりやったからしょんぼりだー。
反省すべきは誘導にもっと乗るべきだったということ。
論点の1つくらいミスっても誘導にのってさえいたら余裕で上位20%に入れるし。
実際、出訴期間の論点以外おおむね誘導に乗れた行政法は上位17%やったし。


経験則上、明らかになったのは
「いい点を絶対に取ってやるぜー!!!!」
っていう思いとは裏腹に結果は悪くなるということ。
なんか今回のこの成績見たらそれを忠実に体現した感じがする。

1日目
選択 「いつも通り、処理手順にそって問いに答えよう」
公法 「選択はかなりできた気がする。公法もちゃんと問いに答えるようにだけ努力しよう」
2日目 「1日目はけっこうできたな。このちょーしで行ったら上位に入れるかも?今日も、いい点取ってやるぞー!!!!」
中休み 
「前半はかなりできたんじゃね?(実は民訴が死んでる)
明日は得意科目の刑事系だぜ!刑事系もいい点とれば、俺パーペキ。がんばって勉強しよー!!!!」
3日目 
「あぁ。ドキドキしてきた。よーし、絶対今日もいい点取ってやるぞー!!!!」

で、最も気合いいれまくった3日目の刑事系で(実質)途中答案を出す。


アッー!!!!!


初日の気持ちを忘れて、すぐ調子に乗る悪いクセが悪い結果を招いているような気がする。
まぁこれが本番じゃなくてよかったと思っておこう。
いや、逆に1日目の気持ちのままだったら、刑事系でBくらいはいけた気がする。
民事系も最後の民訴で誘導に乗れたら24点とかひどい点をとってなかったはず(泣)。
つーか、この点数はぶっちゃけ納得いってないけど、ここは反省だ。
今までスタ論を受けるとき民訴は「何が出るんだろう。自信ねー」って気持ちだったけど、50〜70点くらいでほぼ常に上位20%以内だったことを考えると、「自信ねーから、問いに矛盾なく答えることだけに徹しよう」って気持ちで受けたら知識云々よりもその思考が論文に反映されて、結局採点者に気持ちが通じる答案が出来上がってたんだなと思った。
全国模試の民訴は、「いつもの傾向なら民訴は得点源だから、気合い入れてみんなより差を付ける答案を書こう」みたいな気持ちで受けたからなぁ。タチが悪いことに、ぶっちゃけ自信まんまんで書いてたことか…
いや、成り立つ論理だと思って書いていたんだけれど……しかも、補助参加関係はかなり勉強したし……採点者もなんか読むの面倒くさいし、って感じでちゃんと読んでくれてなかったし……
まぁ、でもそんな答案を書いた俺に責任がある。
思い出したけど、択一同様にみんなができるところを同じように「全部」できたら、必然的に上位になるんだった。辰已でも言ってたけど。
問題は、みんなできる問題をたまにミスるってこと。
択一の○×問題も肢ごとだと正答率50%であっても、3問全部正解で2点とかの公法系でよくある問題の場合、一気に正答率下がるってのはそういうことだ。
つまり、50%以上の正答率の問題を1つ正解することは簡単だけれど、全部正解することは難しい。
この論理が論文でも妥当している。
みんながおおむね書く論点が10個。1つひとつはそんなに難しくない。だけれど、10個あったら平均正解は7個とか6個しか書けてないみたいな結果になったりする。
だからみんながおおむね書く論点を10個全部書くってのは、それだけで高得点になる。


こうやって考えてみると、この「いい点取るぞー」って思って意気込みあるときにはおおむね失敗するという経験則は、実は必然的な結果だったんだろうなと気づく。

原因  :「いい点取るぞー」と意気込む
因果経過:
①意気込む
  ↓
②他人が書けないようなところも書こうとする
  ↓
③みんなが書きそうな論点を軽視する
  ↓
④配点が少ない②に多く時間と分量を割くと同時に、配点が多い③の分量が薄くなる
結果 :配点が減って結果的に悪い点数になる

こりゃ、「いい点取るぞー」という意気込む行為は、悪い点数を発生させる危険性を有する行為といえ、実質的にみて法益侵害を惹起する危険性を有する行為だといえる(実行行為性あり)。
で、悪い点は、「いい点取るぞー」と意気込む行為の危険性が現実化したものといえるッッッッ!!!!(危険の現実化説)
あぁあ、あほくせッッッッ!!!!
それにしても、ここまで自分の感覚(できた感覚)と結果(最悪な点)がズレたのは初めてやなぁ。
この前返ってきた別の答練の民訴もまぁまぁできた感覚あったけど、それは上位30%以内だったから誤差の範囲って感じだったし。いや上位30%は良くないな。


でも、おおむね最低ラインの目標は達成できてた。
論文大問全9問中、民訴、刑事系2科目以外は上位40%〜15%台の点数だったし。
計算だと、択一合格者平均の点数と論文各科目ですべて上位40%以内で合格できるはずだから、問題の民訴、刑事系2科目でそれぞれ上位40%以内に入ればいいわけだし、大丈夫だろ。ちょーしに乗らなかったら。


それにしても、なんつーか、親司法試験って法律の力というより、文章読解力と表現力の試験って感じがする。つくづく。


もう一回論文過去問解いてみるかー。


あ、択一は……
ま、まぁなんとかなるっしょ(汗)…


あぁ。また死にたくなってきたぜ。