情けないおっさんだと思ってたらまだまだ子どもだった

昨日、大好きな弁護士の先生から電話がかかってきた。


すげー、励まされた。


別に「頑張れ」とか言われたわけじゃない。
その先生の受験時代の話を聞いただけだ。


先生「何歳になったんや?」
にーやん「先生と出会った頃は27歳くらいでしたが、今年31歳のおっさんになりました」
先生「31歳なんて、俺から言わせたら子どもですよ。俺の受験時代で1番やさぐれてた時期やで」


やさぐれてたんだ先生……
話を聞くに30歳くらいの頃、ずっとパチンコに入り浸ってたとか。


受験時代はそんな先生だったらしいけれど、本当にクライアントの気持ちになって頑張る弁護士だなー、って思って俺は尊敬してた。
わざわざ俺みたいな人間に電話してくれるなんて、それだけでありがたかった。


話を聞いてビックリしたことに、先生が司法試験に合格したのは40歳手前だったとか。
先生からすると、俺は弁護士にならないとダメな人間らしい。
話からすると、苦しんで頑張ってる人間は相手の気持ちを考えることができる人間だというのが理由みたいだ。


不合格になった自分に対する慰めの言葉かなとも一瞬思ったけれど、この先生は慰めだけでそういうことを言わない人だった。
だから先生からそういうことを言われて、すげーうれしかった。
なりてーよ弁護士!!!!


ただ、悲しいけど三振なのよね……


不合格から一週間になろうとしているのに、自分の行くべき道をまだ悩んでいる。
まだ司法試験の夢にしがみついている自分がいる。
女々しい人間です。
昔から思っていたけど、「女々しい」という漢字は「男々しい」に変更すべきじゃないか?最近は女性の方が男々しいし。
それくらい俺(男子)の人生は女々しい経験ばかりです。


そんな女々しい日記になりつつあるこの『にーやんの日記』だけれど、書いててよかったなと最近つくづく最近思った。
だって、この日記のおかげで、すげーたくさんの人に励まされ、元気づけられたもん。
これまで全然意識してなかったけど、こんな日記が受験生の励みになってたなんて予想もしてなかったから、うれしい誤算だ。
知らない間に知らない人とにーやんはつながってたんだなー。
そんなことを考えると孤独に受験勉強してた昔の俺も救われるな。


無意味じゃなかった。


まだ胃がきりきりするけれど、周囲の人の力でだいぶ回復してる。
本当に感謝しきれない。
同時に、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
三振なんてするもんじゃないな……


そろそろ、決着をつけないとな。